満たされた世の中

世の中の進歩はとどまるところを知らず、確かに不景気ではあるけど
みんなある程度は贅沢をしてるのではないかなあ。
欲しいと思ったら情報でも物でも何でも手に入る。しかも待つ事もない。
電化製品もリモコンやスイッチひとつで何でもできる。

情報はインターネットを介して即座に入手できる。
手紙がいつ届くかなあなんて待つこともなくパソコンにメール、携帯電話にメールが届く。
待ち合わせをして、2時間3時間好きなあの人を待つなんてこともない。
(あたしはそこまで待ったり待たしたことはないけど)
だいたい待ち合わせもいい加減だ。
「じゃあ、近くまで行ったら携帯に電話するよ」すごいねえ。
今生まれた子供たちは携帯電話やパソコンの存在が当たり前になるんだろうし。

異性への好奇心も、昔は情報がないから想像だけの世界だったろうけど、今じゃあ、そんなことなさそうだ。
女性の裸が見たい!!と思っていろいろ試行錯誤した時代とはうって変わりどこまで見せんねん!!といわんばかりの氾濫ぶりだし。

例えはあくまでも一例だけど、人間は満たされていくほどに何か大事なものを失っているような気がする。
どうなっていくのかなあとふと思うだけで時代に流され何も出来ないでいる今日この頃である。