バンコクにて

数年前、タイのプーケットに行った。いいところだったが、こんな事もあった・・・

関西からまずはバンコクに到着。バンコクから乗り換えてプーケットへ行く予定。
本当は入国審査用紙などの書類を飛行機内でもらい記入してから降りる段取りだったらしいのだけど、
飛行中ほとんど寝ていて記入どころか用紙すらもらわなかった。
そのとき利用したツアー会社からも事前の説明もなかったので何もする必要がないような気がしていた(今から考えればおかしいのだけど)

で、飛行機から降りるとみんな何やら手に紙を持っている。あれ??何だろ?
急に不安に襲われ、日本人ぽい人に「あのう、この紙ってどこでもらうんですか?」と聞いてみたら「○#%&$?#」
「およよよ、日本人じゃなかった」・・・でも雰囲気で分かってくれて事務所みたいなところへ聞いてくれて一応紙はGET。よしよし。じゃあ、書くか。

と思って紙を見るとすべてタイ語で書かれていて、さっぱりわからん。どうじよー。
名前くらいはわかったので書いたけど他が全く分からん。えらいこっちゃ。
根性を決めて審査官に聞けばいいやと思い、列に並ぶ。
審査官は何も書けていない用紙を見て唖然とし、憮然たる態度で抜けてるところを書いてくれた。「はああ、良かった〜」これで一安心。

でもこの審査官は通ろうとする私たちに左手を出した。
「んん??チップくれって言うてんの??ま、書いてなかったのが悪いんだし、今両替したばっかりの20バーツ(当時約80円)でも渡そう」

財布から20バーツを出して渡してみる。さ、通ろう。どうもねー。とその時審査官が一言
「センエン」  ・・・・???
へ?センエンってもしかして千円??・・・・タイって何て怖いとこなのーー?
タイでチップに1000円ってきっと日本の1万円くらいとかちゃうの??
と思って、怖くなって、「いや、そんなん払えません」と日本語で言って強引に通った。

こわーーーー。危うくセンエン払わされるとこだったぜ。ふううう。
日本人は分からん事は金で解決してしまいがちだが、センエン払いたくなかったので拒否してみました(笑)