何だろう

最近のニュースはほとんどといっていいほど「拉致」の事ですが。
24年経ってほんとによく帰ってこれたと思う。ま、遅いのは遅いんだけど。
普通に暮らしてて「突然」の拉致。
たとえば指名されて「行く」ってわかって行くなら話は別だけど。
そんな指名は受けたくないけどさ。
もし指名されたなら最悪本人も家族もある程度の心の準備ができるだろう。
なんでも「突然」ってのは人間弱い。
突然の事故死とか・・・予期せぬ出来事とか。

しかも死んだとわかったならショックはショックでも、
突然いなくなって何がなんだかわからんのとはやっぱり辛さがまた違うんじゃないかと。
いや、もちろん人が亡くなるのが悲しいことなのは重々承知ですが。

タイトルの「何だろう」はどこにかかるのかと言うと、
『国』って一体なんだろう。っていうのと
『日本人』って一体なんだろう。って感じかな。

拉致された被害者の方の中に「日本人同士」で結婚された方がいるわけで、
その子供さんたちはじゃあ、日本人なの?
仮にあたしがどこかの国で育ってしかも日本人だと知らされず大きくなって
ある日、両親に「おまえは日本人だ」と言われても困惑の極みじゃないかと。
しかも敵対国の人間だと言われたら・・・

よくユダヤ人迫害であった話かもしれない。
ユダヤ人を迫害しておきながら、よくよく調べたら
自分にもユダヤ人の血が流れてたとか。

同じ地球人でいいんじゃないかと思うんだけど、
そんな考えなら戦争も起こらないのに。
人間には闘争本能があるのね、きっと。

今、帰国しておられる方のお子さんやご家族の
永住帰国は果たして可能なんだろうか。
24年の歳月はあまりにも長すぎる。
難しいね。ほんと悲しいし。
何がいいのかなんてわからないし、
みんなが納得する方法なんてないと思う。

「拉致」されたのではないかと長年言われてきたけど、
あたしは何ひとつ救出協力行為をしていなかった。署名とか。
そういう機会自体なかったと思うけど。
他人事と思ってたというか。
もっとみんなが関心を持っていれば、
もっと早く何とかなったのかもしれない。
そんな問題は世の中に山ほどあるわけで、かと言って
何に対しても何もしていない自分。
全部何かをするって無理だろうけど。きーーーー。

なーーんか書いててどんより。