自己嫌悪

今日の朝、出勤時、またこの前地下鉄の改札まで連れて行ってあげた目の不自由な方を見かけた。
これはまた改札までお連れせねばと近寄って行って、
「お連れしましょうか?」と言って腕を持ったら
「あなたの肘を持たせてください。ご迷惑でなければ」と言われた。

前にもテレビかなんかで見たことあったんだよねー。
腕を持つんじゃなくて自分の腕を持ってもらうほうが
目の不自由な方は安心すると・・・

ま、それは良いとして
あたしはこの前もこの人を案内したのを覚えてるし、
この人は地下鉄に乗るけどあたしは乗らないってのもあたしだけがわかってて、
でもその人はあたしが前にその人を案内したことも見えないし、分からないわけで、
で、改札まで連れて行ってあげてあたしだけ納得して
「私はここまでですので」っていうのも省略しちゃってその人と別れちゃった。
その人はまだ改札の中もあたしが来てくれるもんやと思ってたら
改札をくぐった途端に案内役が急に消えて不安になったんと違うかなー
と思ったらかえって悪いことしたなーと自己嫌悪に陥った。

目が見えてたら「あ、この人前にも会った人や」ってわかったかもしれんし、
改札であたしが改札を通らなくても、横の地下道を歩いていくあたしを見つけ
「あ、この人は地下鉄には乗らんのか」と思うし、
あたしも目で「ではどうもー」みたいな合図も送れたけど。

うーーーーーー。
あたしってば何にも分かってないわね。ものすご落ちこんだ。

そういうことって良くあると思うんだよねー。
何も、何が不自由とか関係なくて、
自分だけわかってる、通じてると思ってることってあるんじゃないかと・・・

もしも今度その人を見かけたら、もっと丁寧に案内してあげよ。